売掛金や買掛金の入力は絶対に必要か?
2013年2月13日 2:24 PM | カテゴリー:会計のお話, 入力の方法 | コメント(0)
本日のエントリーは、現金主義会計と発生主義会計についてのお話です。
現金主義会計というのは、売上の入金日に売上を計上し、仕入の支払日に仕入を計上するという考え方です。
(借方)普通預金/(貸方)売上高 →商品の販売代金を受領した日
(借方)仕入/(貸方)普通預金 →仕入れた商品代金を支払った日
一方、発生主義会計というのは、たとえ売上金の入金が後日になっても、あくまで商品を売り上げた日が売上高の計上日です。そして、仕入れについても、たとえ仕入れ代金の支払いが後日になっても、あくまで商品を仕入れた日が仕入れの計上日です。
(借方)売掛金/(貸方)売上高 →商品を販売した日
(借方)普通預金/(貸方)売掛金 →商品を販売代金を受領した日
(借方)仕入/(貸方)買掛金 →商品を仕入れた日
(借方)買掛金/(貸方)普通預金 →仕入れた商品代金を支払った日
そして厄介なことに、青色申告には、貸借対照表の作成と提出が義務付けられています。(個人事業の所得税の青色申告10万円控除を除く。)貸借対照表を作成するには必ず発生主義会計でA&A会計に入力していかなければいけません。
しかし、1年間、売掛金と買掛金の入力をして、それぞれの残高をA&A会計で管理、残高照合していくと言う事は、それなりに手間のかかることです。
特に小規模な事業者や1人法人の場合は、もっと簡単に効率的に入力しても問題ないという考えもあります。
では、どのようにすればいいのでしょうか。
それは、期中は現金主義会計で入力し、期末のみ発生主義会計で入力していけばいいのです。
この方法で入力すれば、結果的に、A&A会計で貸借対照表も作成することができるので、青色申告が否認されるという事はありません。
期中現金主義会計で入力していくと、売上の入金日に売上高を計上し、仕入れの支払いをした日に仕入れの計上します。
つまり、期中は売掛金や買掛金の勘定科目は、一切存在出てくることはありません。売掛金や買掛金が計上されるのは期末のみとなります。
なので、普通預金の入力については、通帳をそのまま入力してくことになります。現金の入力については領収書やレシートそのまま入力してことになります。クレジットカードの入力についても、その利用明細を見ながら、そのまま入力していくことになります。そして期末月だけ発生主義での入力をしていくことになります。
ただし、期中現金主義会計で入力していくと、適正な期間損益計算ができなくなるというデメリットがあります。なぜなら、たとえ売上の入金日が後日になっても、あくまで本来の会計上の売上高の計上は、商品を販売したその日だからです。仕入れについても同様です。
しかし、期中現金主義会計で入力していけば、かなり帳簿作成の手間を省くことができます。
誤解を恐れずに言うなら、完璧に帳簿作成をするというこだわりを捨てることです。
もちろん、各勘定科目の残高を合わせることは、絶対に必要なことですが、期中において、売掛金や買掛金をA&A会計に入力するという事は、絶対に必要なことではないかもしれません。ただし、期末月は必ず売掛金や買掛金の入力は必ずしてください。
(借方)売掛金/(貸方)売上 →決算日現在、商品を販売したうち、まだ入金されていない分。
(借方)仕入/(貸方)買掛金 →決算日現在、商品を仕入れたうち、まだ支払っていない分。
*A&A会計で売掛金、買掛金の管理をしない場合は、別途、エクセルなどで管理されることをお勧めいたします。